プラセンタとはなにか

プラセンタ利用の歴史

哺乳動物の胎盤がもつ役割にはじめて注目したのは古代ギリシアの「医学の父」と呼ばれるヒポクラテスだったといわれています。また、世紀の美女とうたわれたクレオパトラやフランス王妃マリー・アントワネットは美しさを保つために胎盤を食していたという逸話があります。中国では約4000年前にヒトの胎盤を乾燥させた「紫河車」という生薬が作られ、滋養強壮や産後の回復などの目的で利用されていました。秦の始皇帝も不老長寿のために愛用していたといわれています。日本でも「混元丹」という加賀の秘薬が老化防止のために使われていた時代がありました。

1933年にはソ連のフィラートフ博士が、冷凍保存したプラセンタの組織を皮下に埋め込んで負傷兵などの傷を治す研究を推し進めていました。その研究をもとに日本でも組織療法が行なわれるようになり、のちにヒトプラセンタ原料の肝障害治療薬のラエンネック、更年期障害や乳汁分泌不全治療薬のメルスモンが開発されました。

プラセンタははじめ一般人にはなかなか手に入りにくいものでしたが、有効成分を抽出する技術が進歩したことと、ヒト以外の馬や豚などの胎盤を利用できるようになったことで低価格化し、利用しやすくなりました。特にSPF豚からの抽出が始まってからは安全性も高まり、私たちはより安心してプラセンタ製品を手に入れられるようになりました。

プラセンタエキスを利用した製品は、医療用の注射のみならずサプリメント、ドリンク剤、化粧品など種類も増えてきています。