哺乳動物の胎盤を英語でプラセンタといいます。胎盤はメス(ヒトの女性も含む)が妊娠すると子宮の中に作られ、母体と胎児を結ぶ大事な絆となる器官です。胎盤は、母体から送られる栄養を胎児に運んで、逆に胎児の排泄物を母体に戻すという役割を持っています。他にも胎児の成長に必要な免疫物質やホルモンを作る大事な仕事もしています。わずか1gの小さい受精卵がたった10カ月で立派な赤ちゃんとして育つのはこの胎盤のおかげなのです。順調な妊娠をキープし胎児の成長に役立つこの万能の臓器の働きが医学的に注目されたのは、なんと紀元前だといわれています。それから、世界中のあらゆる国や地域で胎盤は利用されてきました。日本でも独自のプラセンタの研究が進み、医療の分野はもちろん、美容や健康に役に立つ成分が商品化されるようになりました。

特に、胎児を育てる大事な役割をもつ胎盤のエキスをアンチエイジング(抗老化医学)に活用する分野が近年急速に拡大しており、体細胞の活性化や抗炎症作用、内分泌調整作用などに効果をあげています。さらに、健康の維持に必要な栄養素や有効成分を豊富に含むことから、疲労の回復や精神の安定、体質改善などにも役に立っています。

プラセンタはまた、コラーゲンやヒアルロン酸などの含有率が多いことから、美容の面でも注目されています。多くのメーカーからプラセンタエキスを含む化粧品や健康食品、ドリンク剤などの商品が売り出されています。

特に効果が高く多くの女性に人気になっているのが馬プラセンタだそうです。今後もさらに多くの研究成果が期待できるプラセンタ。美と健康を求める多くの人に恩恵をもたらしていくことでしょう。